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年に一度、「海嵐」と呼ばれる大雨が降る不思議な街。
幼い頃に両親を亡くした早水は、人との繋がりを求めずスーパーの清掃員として孤独に働いていた。
海嵐の直前、いつものように職場から帰ろうとすると、道端に干からびかけた「タコ」が落ちていた。
助けようと水をかけてあげるとタコが語りかけてきてーー!?
「きずあとに花」「土曜日の三重奏」の冬虫カイコ描く、
優しくあたたかい「出会い」と「絆」の物語。